『行動経済学見るだけノート』この学問はこれからの必須科目か。

読書感想文のコーナーです。
本屋で平積みされていて偶然目に入った「行動経済学」という見慣れぬ学問分野。

ざっくりいうと心理学と経済学を組み合わせたような形です。
比較的新しい分野ですが、大学の経済学部や経営学部の授業ではすでに取り入れられたりしているそうです。

今回はそんな分野での入門書となる一冊を。

「行動経済学見るだけノート」

行動経済学の本はいくつか出版されていますが、この本はイラストを多用して説明をしているため最初の一冊としては最適でしょう。非常に面白い分野と感じたため別の本も漁ってみようと思っています。

英語圏の方が研究としては進んでいるようなので英語で原本を読めればベストなのですが・・・。

損して生きたくなければ学ぶべし

行動経済学は冒頭でも述べました通り、心理学+経済学というコンビネーションです。

本書で何度も述べられていますが、経済学は論理的な選択の連続により人が動くという前提で研究されていますが、実際には非論理的な行動をすることは少なくありません。最終的には人は心で動くものです。

本では「なぜ人は宝くじをついつい買ってしまうのか?」など日常的なテーマを多く取り上げており、あーわかるわかる!という内容が多いです。

この本を読んだあとに町を歩いたり、広告を見たりすると、これはこういう狙いでやってるなと思うものが多々発見できるようになります。ようはうまいこと騙されて無駄なものを買う頻度が減るでしょう。

実際にビジネスの現場ではかなり多用されている手法であると感じます。同時に会社を経営していたり、営業やマーケティングをしている人ならば是非学んでおきたい学問となります。

大多数の人はこんな行動経済学のことなんて知らず、考えずに生きていますが、そういう人はこれを利用している人に搾取されてる構図にもなるように思います。

いいか、負けるってのはな、騙されるって意味だ。お前らこのままだと、一生騙され続けるぞ。
社会にはルールがある。その上で生きて行かなきゃならない。
そのルールってやつは、全て頭の良い奴が創ってる。それはつまりどういうことか。
そのルールは全て、頭の良い奴に都合のいいように創られてる。

逆に、都合の悪い所は わからないように上手く隠してある。
だが、ルールに従う者の中でも、賢い奴は そのルールを上手く利用する。
例えば、税金。年金。保険。医療制度。給与システム。
みんな、頭の良い奴がわざと分かり難くして、
ろくに調べもしない頭の悪い奴らから多く採ろうという仕組みにしている。
つまり、お前らみたいに、頭を使わず、面倒臭がってばかりいる奴らは、
一生騙されて高い金払わされ続ける。
賢い奴は、騙されずに得して勝つ。
バカは騙されて損して負け続ける。
これが、今の世の中の仕組みだ。

by ドラゴン桜

漫画のドラゴン桜で有名なセリフを思い出します。このセリフは政治的な意味合いが強いように思いますが、ビジネスはもちろん普段の生活でも同様のことが言えると思います。
頭の良いヤツらは心理学を巧みに利用して私たちに商品を売っているのです。

また本書でたくさん登場する「ナッジ理論」というものがあります。
簡単に言うと人は強制されるのが嫌なので、強制せずに巧みに誘導しましょう、ということ。

今朝の駅で良い例となるものを見つけました。
ホームの一番端などに「この付近は混雑します」という張り紙が床に貼ってあるのを見たことはないでしょうか?

これはナッジ理論を利用した掲示物であると言えます。
”空いてる真ん中の車両へ乗ってください”だと人々は強制されていると感じて反発します。しかし混雑しますよと言われると、じゃあ真ん中らへんまで歩くか!となるのです。

これはほんの一例ですが、行動経済学は日常の中にかなり溢れています。
私たちは知らぬまに向こうの都合の良いように誘導されているのです。

この本を読んでのアウトプット3つ

・この学問をもっと掘り下げて勉強する

・建築設計に活かす

・日常生活にも活かす

まとめ

ビジネスマンには必須、そうでない人にも日常生活とリンクできる部分が多いので、かなり役立つ学問であると感じました。

 

人気記事 【元英語学校マネージャー】の僕が本当にオススメするオンライン英会話5選

人気記事 【転職でTOEICを活かす方法】実際にTOEIC900点越えで転職活動をしてみた