東京都内で江戸時代から続く老舗銭湯3軒を紹介

  • 2018年5月6日
  • 2019年10月6日
  • 国内

家庭風呂が復旧し銭湯の数は減少の一途を辿るのみですが、近代的な設備に改装して大繁盛したりやはり東京の人々は大きなお風呂が好きだなと感じます。

そんな中で江戸時代からこの東京で経営を続けている銭湯(公衆浴場)がなんと3軒残っているのです!

昨日でこれら3つ全てを制覇しましたので歴史ある名銭湯たちを是非紹介しておきたいと思います。

東京都内で江戸時代から続く老舗銭湯3軒

あけぼの湯(江戸川区)

1773年開業のあけぼの湯はこの3つの中でも最も古い銭湯で、都内最古の銭湯になります。現在のオーナーさんは19代目とのこと。本当に長い歴史ですね。

またここは1階、2階に浴室がありスーパー銭湯並の設備があることでも有名。1階には露天風呂と内風呂、2階には内風呂いくつかとサウナも2つある。見た感じだと2階がもともと銭湯で1階が後から足した部分なのではないか?と思います。2階はおそらく昔脱衣所であろう部分と浴室への扉があり、1階と2階で別の銭湯が2つ繋がっているようなとても不思議な感じです。長い歴史の間でなんども改装が行われてきたのでしょう。

200年以上続いてるだけあり、地元の人からも遠方の人からも愛され、ロッカーは常にいっぱいです。しかし浴室が広いので混んでると感じることは不思議と少ないですね。

料金:460円
営業時間:15:30~24:00
定休日:木曜

蛇骨湯(台東区)

本ブログでも度々紹介している浅草の蛇骨湯も江戸時代から続く銭湯。開業は江戸時代ということは間違いないが、正確な年月は不明なよう。知っている方がいたら是非教えてください。
江戸期の古地図を確認すると「蛇骨長屋田原町」と確認できるのでこの名前が由来していることはほぼ間違いないが、この長屋の蛇骨はどこから来ているかという疑問が残ります。蛇の骨が発掘されたとか諸説あるようです。

蛇骨湯は近年改装されたためこの中では一番綺麗な銭湯です。また最大の特徴は黒湯温泉を利用していることです。浴槽のお湯はもちろん、カラン(蛇口)からも温泉を出しているのは湯量が豊富な証です。また日本式庭園の中に露天風呂も楽しめます。

近年特に人が増えている観光地浅草のど真ん中にあるため、日本人観光客はもちろん、外国人の利用者もかなり増えてきました。本格的な黒湯が460円で体験できるのは確かにコスパがかなり良いですね。

料金:460円
営業時間:13:00~23:30
定休日:火曜

金春湯(中央区)

銀座に位置する金春湯は1863年創業。こちらも江戸期の古地図に「内山町金春屋敷」と確認できます。もとは金春流の能役者の屋敷だったそうでこの名前が由良しています。

この金春湯は立地がなんといっても凄い。銀座の週末歩行者天国になる大通りがありますが、その一本裏という場所。江戸時代オープンだから成立する立地で今からこの地域に銭湯を出すなんて不可能でしょう。とにかく、え、こんなところに銭湯が!?ってところにあるので探してみましょう!

超一等地という立地もあってか、浴室は都内最小レベル。奥に小さな4人くらい入れそうな浴槽が2つあるのみ。脱衣所もかなり小さいので、順番待ちみたいなものが発生します。露天風呂など施設の充実度が顕著になってきている現在の銭湯事情の中、金春湯はあまりリピートする感じの銭湯ではありませんが、一度行ってみると面白いでしょう。

料金:460円
営業時間:14:00~22:00
定休日:日曜、祝日

まとめ

以上、都内で江戸時代から続く銭湯を紹介しました!
流石に長く続いているだけあり、それぞれに違った魅力があります。江戸時代の人もこのお湯に入っていたのか・・・と思いをふけながらお湯に浸かってみましょう。