『片づけの解剖図鑑』収納設計の重要性を実感。

解剖図鑑シリーズは建築を仕事としてやっていたり、勉強している人は耳にすることが多い本ではないでしょうか。

僕の手元にも、
・住まいの解剖図鑑
・お店の解剖図鑑
・建築デザインの解剖図鑑
・片づけの解剖図鑑

の4冊があります。図が多くてとてもわかりやすいので特に学生とか若い建築士には取っ付き易くてオススメですよ。

かなり前の本ではありますが、今回はそのシリーズで2013年に発売した『片づけの解剖図鑑』を紹介したいと思います。

どちらかと言うと設計士向け

もちろん一般の人が読んでも勉強になる部分は沢山ありますが、前提として建築設計士へ向けて書かれた本です。
収納術というよりかは間取りやデザインをどう工夫すれば散らからないようになるかという目線で書かれており、建築と片づけという新しい組み合わせでした。

時代と共に家の形態は進化してゆきどんどん西洋風になっていきます。と同時に物も増えて行きます。

収納というと家具というイメージが先行していましたが、設計の段階でも充分に検討することの重要性を実感しました。

これから建売ではなく一から一軒家を建てようと思っている人は担当の建築家がこの収納面をあまり考慮していない可能性もあります。そういう人は是非読んでおくと設計の段階で指摘や要望できるため、収納面であとから使いづらいということが無くなりやすいでしょう。

しかし僕は物を持たない派

時代の流れで言うと、大きい家を建てて物に囲まれてくらすというスタイルから、最小限の物で暮らすいわゆるミニマリスト的なものが最近新たに出現したスタイルと言えるのではないでしょうか。

また若い人は物ではなく経験にこそお金を出す傾向があるとも言われています。
そしてかく言う私も、可能な限り物を持たず最低限の物とスペースで暮らすことを意識しています。本棚だけはこだわりがあるので大きい物に沢山の本が積まれていますが、服とかはかなり最低限ですね。

そしてこの本が出版されたのは2013年と5年前。
今ほどミニマリストが注目されていない時代のはずです。

これからの片づけや収納面での新しい建築設計のスタイルとして「最小限のスペースと物で暮らすデザイン」というのは面白いかもしれません。

とは言っても周りの友人に聞くとやはり一軒家派が多いのもまた事実。家族とペットで大きな一軒家で幸せに暮らす・・・という理想は今も昔も変わりませんね。

ミニマリストのような新しい概念が出ても古い物が無くなるわけではなく、暮らしへのニーズが多様化しているのだと思います。