「金のフレーズと銀のフレーズの違いを知りたい」
「銀のフレーズの効果的な使い方を知りたい」
この記事ではこんな疑問にお答えします。
TOEIC参考書の中で最も売れている単語帳である「出る単特急 金のフレーズ」通称”金フレ”としてTOEIC学習者であれば知らない人はいないほど有名な本となっていますが、その弟分となる「銀のフレーズ」が新たに発売しました。
発売日に実際に購入してきましたので気になる金フレとの違いや、どんな人にオススメできる単語帳なのかを本記事にて詳しく解説したいと思います!
ちなみにこの記事を書いている僕はTOEIC945点を取得しております。
金フレと銀フレの違いは?
まずTOEIC本ベストセラーであると同時に姉妹本である「金のフレーズ」と比較してみたいと思います。
銀のフレーズ | 金のフレーズ | |
価格 | 890円+税 | 890円+税 |
単語数 | 1000語 | 1000語 |
対象レベル | TOEIC300点〜 | TOEIC500点〜 |
というわけで本の形式は基本的に一緒です。
一番の違いはその難易度(対象レベル)となります。
ちなみに1000語のうち550語は両単語帳で同様のものが使用されています。
金フレは500点以上という中級者以上を対象にしていたのに対して銀フレは300点以上ということで本当に初心者から使うことが出来るのが特徴です。
TOEICは4択なので全てAにしても250点は取れる計算になります。というわけでTOEICのスタートラインは300点からと言うことが出来ます。
本当にスタートラインから学習を開始する人は金フレではなくて銀フレがオススメとなります!
掲載単語の特徴
上記の通り、1000語のうち約550語が金フレと同じ単語が掲載されています。
残りの450語がより基礎的なものへと変わった感じですね。
最初のページには travel(旅行)やwork(働く)という超基礎単語が出てくるほどです。
ざっと見た感じでは、
・中学英語(約1500語と言われている)の中のビジネスで使う基礎単語
・金フレに掲載されていたTOEICビジネス基礎単語
にて構成されているように思います。
本書内には中学英語検定の参考書からも単語が利用されている旨も書いてあります。
また同じ550語も例文は全て違うものが使用されており、様々なTOEICフレーズを学べる特徴もあります。
銀フレはどんな人にオススメか?
銀フレのキャッチコピーとして【最短ルートで600点】とあるように現在600点を目指している人に有効でしょう。
ただ500点を超えている人には物足りないと感じるでしょう。
目安としてはやはり現在500点以下の人になるかと思います。
上記の通り中学の超基礎単語から始まりますので、中学英語レベルの単語に不安がある人は金ではなく銀から始めた方がいいですね。
逆に中学レベルに問題が無い人は最初から金でいいと思います。
中学レベルがしっかり出来ている人は500点前後は取れてるはずです。
同じ単語でも違うフレーズを使っていて、この本のフレーズはとにかくよく出ることで有名ですのでどちらもやってみて損はないでしょう。
ただ単語帳1冊やるのってけっこう大変ですよね。
2冊やると”最短の道”とは呼べなくなるかもしれません。
また注意点としては、超TOEIC特化型の単語帳である点です。
これは[最短ルートで600点]という最大のメリットでもあるのですが、デメリットでもあります。
本当にTOEICに必要な単語だけが掲載されていますので、英会話とか海外留学、在住等のために英語を勉強している人は充分に注意する必要があります。
この本だけではそういった多角的な英語として通用しない可能性が高く、ターゲットなどの単語帳で下からコツコツもっと時間をかけてやっていく必要があるでしょう。
とはいえそれはTOEICに関しては確実に最短であることの現れでもあります。
オススメの対象をまとめますと、
・現在TOEIC300-450点
・中学単語に不安がある
・TOEICの点数(600点)がとにかく必要である
銀フレの効果的な使い方!
最後に使う点での注意点、効率の良い使い方を紹介したいと思います。
始める前に文法をやっておくと良い
単語と文法は一見関係無いように見えますが、その単語が文の中でどのように使われるのかを理解しながら勉強すると効率が上がります。
また銀フレはたくさんのTOEICフレーズを学べる場でもありますので、それがどういう構造になっているのかをしっかり考えながら学習すると効率がいいでしょう。こういった知識はパート5だとのリーディングパートでも力になるはずです。
中学レベルの文法に不安がある方は先にそっちをパパッとやってしまうと良いかと思います。
説明・関連語欄もしっかり確認すること!
単語とフレーズを覚えることはもちろんですが、著者のTEX加藤さんは超が付くほどのTOEICオタクであり、端っこの方にある解説が実は超秀逸で宝の山だったりします。
例えばseek(探す)の横欄には同じ意味である単語のlook forが紹介されています。
TOEICではこういった言い換えが非常によく使われていますので、こうして紹介しているんでしょう。
TOEIC単語対策ではこの関連語を覚えることで学習が完了すると考えています。
とにかくこの本をやるからには隅から隅までしっかり覚えましょう!
音声をダウンロードしよう
今はほぼ全ての単語帳でCDが付属しているか、ネットから音源をダウンロードできるようになっています。銀フレの場合ももちろんネットからダウンロード可能です。
リスニングテストでは耳だけが頼りになり、本で読んでいるだけでは対応できません。
必ず音源を聞いてその単語がどういう読み方をするのかを合わせて確認しておきましょう(発音記号が読める人はその必要はありません)。
まとめ
以上銀のフレーズのレビューと紹介でした!
今まではこの300-400点の段階でレベルに合っていないにも関わらず金フレを使って、伸び悩んでしまう人がいたりしましたのでこうした初心者用のものの需要は高かったのかもしれません。
ただ1000語というのは単語帳としては非常に小さいボリュームですので、これだけで満足せずに模試や他の参考書からもわからない単語をしっかり拾っていくことを忘れないようにしましょう!
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