この記事ではこのような疑問にお答えします。
なんだかんだ日本へ帰国後も関係が続いているフィリピン人彼女に、面白そうだからパスポートを取らせて日本に呼んでみる計画が僕の中でスタートしました。
その中で経験した知識を基にして、ある所には以外と需要がありそうなフィリピン人が普通にフィリピンでパスポートをとる方法をシェアしたいと思います。
フィリピンではただパスポートとるだけでも一苦労!?是非ご覧ください。
フィリピン人がフィリピンでパスポートを取る方法
第1ステップ:書類集め(5月)
まずはパスポート申請に必要な書類を集めるところからです。
必要書類リストは以下の通り。
②Birth Certificate(出生証明書)
③Marriage Certificate(結婚証明書)※独身の場合は無し
④ID(身分証明書)UMID,PRC,Driver’s License, Senior Citizen ID, SSS, IDOLE Card, OWWA ID, Voter’s ID, PNP Firearms License, PWD ID, School ID(for students)
⑤NBI Clearance(無犯罪証明書)
このへんは現地フィリピン人なら楽勝でしょう。NBIクリアランスはマニラだと次の日には受け取れますが、地方だと1−2週間くらいかかる事が多いですね。
ちなみに外国人だとさらに3倍の時間がかかります。急ぎならばマニラで取ることをオススメ。
NBIが一番時間かかるので全体の目安としては長くても1−2週間というところ。
第2ステップ:最大の難関!アポイントメント(6月頭)
書類が揃ったらアポイントメントといって、申請手続きと面接日程を予約します。
ちなみに面接といっても選考があるわけではなく、構える必要はありませんよ。
そしてこれがとにかく難関!!各オフィスで1日にパスポート申請できる人数が決まっていてその枠がかなり少ないようです。
https://www.passport.gov.ph/
こちらのサイトの[schedule an appointment]から各オフィスの日程を確認できますが、現時点で見れる日程は全て満席。
例えばセブオフィスの場合は、現在6/3で9月いっぱいまで満席。
さらに10月からはまだ予約開始されていない状況なのでアポイントメントがまったく取れない状況なのです!
マニラやセブなど主要都市はもちろんのこと、フィリピン最後の秘境と呼ばれるパラワン島のプエルトプリンセサでさえ全て満席。このシステムはまじでやばいですね。
マニラやセブなどの主要都市ではほぼ常に満席なので、田舎のオフィスを狙うという戦略自体は有りなようです。
あとアポイントメントを取るコツとしてはとにかく小まめにチックすること。
僕の連れの場合は最悪10月になることを覚悟していましたが、偶然6/2に空きが出たのを確保できたようです。
これはかなり運が良い!?
枠は急なキャンセルが出たり、増員されたりするようです。
CNN Philippinesのニュースでスロット増員が出たりもしているようですが、とにかく毎日小まめにチェックするのが大事だと思われます。
こちらが申請費用。
まず通常のパスポート申請費で950ペソ。
エクスプレスでもフィリピンは日本より遅いので、250ペソで少しでも早くなるから即決です。余裕で払いますね。
ちなみにePassportとは電子チップが入ったパスポートという意味だそうなので、我々でいう通常通りのパスポートだと思ってください。。
下のDiplomatic Official Passportは詳細はわかりませんが、仕事で海外へ行くような官僚とか上級公務員専用のパスポートらしいので普通の人が申請するならチェックの入ったところになります。
第3ステップ:受け取り(6/19)
前回のアポイントメントで終わりの際に受け取り日時を指定され、その日にパスポートが受け取れるという流れになります。
6/2にアポイントメントだったのでそこから約2週間ということになります。
フィリピンということを考えれば2週間で発行というのは全然悪くないスケジュールでしょう。
やはり問題なのはアポイントメントですね。
無事に受け取れた!!Pasaporteはスペイン語でパスポートを意味します。
PilipinasというのはAで終わっているので女性名詞を表すスペイン語&フィリピン語ですがなぜ・・・?
フィリピンは女性社会なのでこうなっているのでしょうか?
まとめ
というわけで、アポイントメント次第とはなりますが最短だと約1ヶ月でフィリピン人はフィリピンのパスポートを入手することが出来るということがわかりました。
ちなみに日本だと約1週間ほどです。
最悪1年くらいかかってしまうこともあるという話を聞きましたが意外にもあっさり取れてしまいました。今回かかった費用としては・・・
パスポート代950ペソ
エクスプレス料金250ペソ
NBIクリアランス200ペソ
出生証明書200ペソ
合計1,600ペソ(約3,500円)
と値段は日本と比べると激安!これで10年間有効となります。
ちなみに未成年だと5年間。この辺は日本と同じなんですね。
以上、フィリピン人がフィリピンでパスポートをとるという日本人にはまったく必要の無い知識でした!
そのうち渡日が近づいてきたら日本滞在ビザ編も書いてみたいと思います!
▼追伸:ビザ取得編も書きました。