久しぶりの温泉記事はヨーロッパのドイツから。
フリードリヒス浴場はドイツのバーデンバーデンという温泉地にある浴場施設です。
バーデンバーデンは古代ローマ時代の2000年以上前に発見されて利用され続けている歴史のありすぎる温泉地です。
そんな場所で、古代ローマ式の入浴を体験してきましたのでレポートしたいと思います。
基本情報
・名前:フリードリヒス浴場(現地名:Friedrichsbad)
・住所:Baden-Baden, Römerplatz, Baden-Baden, Germany
・入場料:25ユーロ〜(約3200円) 9:00-22:00
・ロケーション:★★★★★
1877年に建設された大聖堂のような建物の中で入浴することが出来ます。まさに中世の貴族気分。
・設備:★★★★★
入場料は高いが休憩室までとにかく充実の設備。
・泉質:★★★☆☆
無色無臭のシンプルな温泉です。
・行き方難易度:★★☆☆☆
先進国なので比較的簡単にたどり着けます。
※水着着用禁止
※火,水,金,日,祝は男女混浴 / 月,木,土は男女別浴
中央の大浴場は常に男女混浴
タオルとかは全てデフォルトで付いてくるので手ぶらで行って問題ありません。
アクセス
浴場のあるバーデンバーデンという町はドイツ南部のフランス国境に近い所に位置しています。
市内に空港はありませんので、最寄り都市のフランクフルトから行くことになるかと思います。
ヨーロッパといえば電車旅!ですよね!フランクフルトからも電車で行くことが出来ます。
フランクフルトからは毎時間くらいは電車が出ているようです。
種類としては直通のICE(新幹線)が約40ユーロで1時間20分。ICで1回乗り換えありで20ユーロ、1時間40分ほど。駅にある自動切符売り場で事前に購入もできますので、時間を事前に確認しておくと良いと思います。
僕はカールスルーエで乗り換える安い方の電車で行きました。 乗り換え後は普通電車みたいなやつに乗ることになります。普通電車で時刻が切符に書かれていないので、カールスルーエに着いたら駅員に直近でバーデンバーデンに行く電車はどれかを聞くと話が早いです。
新幹線は綺麗で快適です!これで2等席ですが充分ですね。1等席だと倍くらいの値段がします。
あのハリーポッターでホグワーツに行く時に出てきたボックス席みたいなところもあり、いいなー!とテンション上がります。
中継地点のカールスルーエに到着。非常に快適な旅でした。ここで駅員に直近電車を確認して乗り換えます。
ちなみにドイツの電車には路面電車も含めて改札が一切ありません。新幹線では切符は車内で車掌さんに確認されますが、普通電車だと確認もされないので切符を持っていなくても簡単に無賃乗車ができてしまいます。これでまったく問題なく成り立っているということはドイツ人はそういうズルをしないということなのでしょう。
無事にバーデンバーデンまで到着。駅からはバスorタクシーで温泉街まで移動することになります。
駅を出てすぐバスステーションがあるので、201番のバスに乗って中心地まで行きましょう。値段は確か3ユーロくらいでした。
温泉地の広場付近に近づいたら適当に降りて後は徒歩で浴場まで向かえばオッケーです!
今までは途上国の秘境的な温泉を紹介することが多かったので、先進国は楽勝です!
温泉に入る!
こちらがフリードリヒス浴場の外観。豪華すぎる・・・!!とても温泉施設だとは思えません。中もめちゃくちゃ豪華な作りで大聖堂みたいになっています。
中に入るとまずは受付で入場料を支払います。入浴だけだと25ユーロ。マッサージとかを付けると段々値段が上がっていきます。
僕はブラシで体を洗ってくれるやつを体験してみたかったので37ユーロのコースを指定。今のレートで4800円くらいするので、温泉にかける金としてはなかなかですね・・・。
ここの温泉のなんといっても面白いところが、こんな感じに1部屋ずつ施設が別れていて、各部屋を決められた時間で周っていくという古代ローマ式の入浴法が体験できるところです。各部屋にサインボードがあって15minとか色々説明が書かれています。
上で 火,水,金,日,祝は男女混浴 / 月,木,土は男女別浴(中央の大浴場は常に男女混浴)というふうに紹介しましたが、中央の10、11番が常に混浴ゾーンです。僕は男女別浴の日だったのでそれ以外は、左右に別れる感じです。
中の写真はもちろん撮れなかったですが、公式サイトから紹介すると、、
中央11番がこんな感じの大浴場。日本の銭湯も天井が高くて気持ちいいなーと思っていましたが、ここは比じゃないほど高いです。これぞまさにテルマエ!
サウナはこんな感じ。こんな写真が公式で使われているくらいなので、中ではみんな堂々としています。恥ずかしがっていることが恥ずかしくなるくらいです。
コースは全体の時間を完璧に守れば3時間かかるくらい盛りだくさん。
まずはシャワーから始まります。3分とありますが実際には1分くらいで終わるので早速短縮笑。
そしてサウナを複数。ローマ人が体に巻いてるような巨大な布を渡されますので、それを体に巻きつけて移動します。
そして5番がたわしでゴシゴシマッサージです。がたいの良い男性スタッフがたわしを泡だててゴシゴシ洗ってくれます。ローマ人はこんな感じでテルマエで過ごしていたのかな・・・と僕は色々妄想していましたが、内容自体はまったく大したことないので、+12ユーロはちょっと高いですね・・・笑。
そしてここでタオルを取り上げられて全裸で何も無しになります。ここからはミスト系の低温サウナをいくつか。ミストも温泉を湯気にしたもののようで良かったです。
9番からは湯に浸かることになります。一番大きい中央の湯船は28度とプール的な感じ。よく見てみると最初から段々と温度が低くなっていくことがわかりますね。
ちなみに混浴部分には定番のおばちゃんしかいないというオチでした笑。
最後にシャワーを浴びて18度の水風呂に入って、入浴行程は終了!
14番で体を乾燥させたら15番で全身にクリームを塗りたくります。(8分もかからんわ!)
そして休憩室で紅茶を飲みながらリラックス。
休憩室も超豪華。紅茶も非常に美味しかったのでここはなかなか至福の時間でした。
最後に仮眠室で30分休んで全行程が終了です!
まとめ
日本にはないような豪華なお風呂で貴重な体験をすることが出来ました。値段はなかなか張りますが、内容はけっこう盛りだくさんなので結果的には大満足でしたね。
温泉の歴史としては日本より遥かに深いヨーロッパの温泉地。ここでは日本と比較して癒しや治療法としての側面が強く、みんな真面目に入浴に取り組んでいます。
是非体験あれ!