【タブー有り】フィリピンを旅行する時に覚えておくべき暗黙のルール10選

フィリピンへ旅行or留学に行くんですけど、トラブルを避けるために覚えておくべき暗黙のルールを知りたいです。

この記事ではこのような疑問にお答えし、合計で10個の暗黙のルールを紹介していきます。

ちなみにこの記事を書いている僕はフィリピンのセブ島に3年ほど住んでいた経験があり、現地就職もしていました。もっというなら現地の大学院に通った経験もあるという自称フィリピンマスターです。

そんな僕がこれから初めてフィリピンへ渡航する方に向けて、旅行中or留学中に無駄なトラブルを避けるために覚えておくべき10個のルールを解説していきたいと思います。

フィリピンを旅行する時に覚えておくべき暗黙のルール10選

フィリピン人は道を知らなくても道案内します

旅行先で現地の人に道を尋ねるのはよくあることだと思います。フィリピン人は旅行者をもてなす文化があるのでどんな人に聞いてもわりと笑顔で教えてくれるでしょう。ここまでは問題ありません。

しかしフィリピン人に尋ねる時は注意してください。彼らは例えその場所を知らなかったとしても、何かしら解答してきます!これが非常に厄介なところで知らないなら知らないと言えばいいのにそれをしません。(もちろん適切な道を示してくれる人もいます)フィリピン人はプライドが高いので、何事にも”知らない”というのが苦手です。
こんなところに日本人という番組でも良く見られるシチュエーションで、現地の人が書いてくれる地図は超適当なのが定番です。

態度が怪しかったり、若干ウジウジしてたりしたら知らないという合図ですので気をつけて!
僕は長年の経験から見分けることが出来るようになりましたが、最初は難しいと思うので複数の人に意見を求めるようにしましょう。

あとは知っていたとしても口で道順を説明するのが苦手なので、スマホのマップを見せながら説明してもらうとさらに良いでしょう。

結論的にはSIMフリーのスマホでグーグルマップを使えれば一番いいんですけどね・・・。

現地語を使うとボラれる確率が減る

語学留学で有名になったり、世界ビジネス英語のランキングで一位だったりと、公用語として広く英語が通じるのがフィリピンの魅力です。田舎の方にいくと喋れない人が多かったりしますが都市部や観光地では100%英語で通じます。

そんなフィリピンなので英語だけで問題なく旅行できてしまうのですが、現地語を少しでも知ってると得する場面も多いです。

フィリピン人は外国人とは英語で話して当然という考えがあるので、挨拶とかでふっと現地語を入れたりするとめちゃくちゃ喜ばれてすぐ仲良くなれたりします。観光客丸出しで行くよりも、こいつ現地語知っとる!と思われるとタクシーとかでぼられたりする確率が減りますし挨拶程度は覚えておいて小慣れた感じが出せるとトラブルは減るでしょう。僕もバイタクの交渉はあえて現地語でやったりします。

フィリピンは100以上の言語があると言われるくらい島によって言語が異なります。それぞれの言葉を覚えるのは大変かと思いますが、挨拶やお礼くらい覚えておくと役立つ時がくるかもしれません!

フィリピン人は誘いを断りません

これは道案内の話にも通ずるところですが、フィリピン人は相手を傷つけたくないという感情から、何事も断らない精神を持っています。しかし行動は素直なので、行くっていったのに当日には来ないし連絡も着かないということが頻繁に起こります。

ほんとこちら的には最初から本音で解答して欲しいのですが、それがなかなか難しい。

前日の段階ではOKしちゃったけど、雨が降っているから外に出掛けるのはやめるなんていうこともありました。とにかく自由人で気分屋なので真面目な日本人は特に要注意です。

フィリピーノタイムに気をつけろ

フィリピンには”フィリピーノタイム”という文化があります。要は時間を守らないで遅刻してくるってことですね。
だいたいフィリピン人と待ち合わせすると平均20−30分は遅れてきます。最悪の場合は連絡無しで来ないなんてこともあります。

ちなみに僕の最長待ち時間は2時間です!よく待ったな自分、と褒めてあげたいです。

なのでツアーのピックアップとかでも日系の会社とかだとしっかり時間通りにくると思いますが、現地系だと遅れてくることも多いです。もう時間なのに来ない!とパニックにならずに少し待つか連絡を取ってみましょう。

列には隙間を開けずに並ぶべし

フィリピンには日本と違って、列に沿ってキチッと一列に並ぶなんていう文化はありません。
交通状態を見ればわかりますが、車間ゼロ!譲り合いは一切なく自分が進むことだけを考えます。しかしそのくらいの精神で行かないと一生目的地に辿り着けないでしょう・・・。

スーパーのレジやトイレの列でも同じで、日本レベルで隙間を開けてしまうと割り込んで列が決壊する恐れがあります。並ぶ時は隙間を開けずにピッタリと背後を確保しましょう。

ホテルから一歩出るとまったくリゾート地じゃない

これも旅行者あるあるです。僕の父親が来た時も、マクタン島のリゾートに泊まっていたのですが「一歩外出るとやばい、怖くて出れない」と話していました。僕はローカルに溶け込むのが好きなのであえてその外に出たりするのですが、旅行雑誌とかで紹介されている海の綺麗な景色は整備されたリゾート地のみでローカルエリアは東南アジア独特の雰囲気があります。

逆にいうとホテルは徹底的に管理されたテーマパークのような感じ。ホテル内にはレストラン、プール、ビーチなど非常に充実しているため短期旅行者であればずっとホテルの中で過ごすっていうパターンもよくあります。

楽しみ方は人それぞれですが、ローカル感を味わたい人はホテルから出てみると色々面白いものが見れるでしょう。

フィリピン人に怒るのはタブー

日本人が受けるカルチャーショックのひとつとして、今まで他人から怒られたことがないというフィリピン人が非常に多いことが挙げられます。

日本とは真逆で、そもそも躾や叱るという文化がない環境で彼らは育ってきていますのでフィリピン人に対して人前で叱るのは完全にタブーです。会社とかで部下のフィリピン人を怒って、最終的に恨まれて刺された外国人経営者なんかもいるそうです。

プライドが非常に高い上に、そういうものがない環境で育ってきているので、公共の場で彼らに怒ることはあなたの安全を考えても絶対にオススメ出来ません。

子供には寛大な精神を

上記の理由で、フィリピン人の親は子供に怒るようなこともしません。
なのでレストランとか騒いだり走り回ったりと、日本人から見るとかなりマナーの悪い子供が多いですが、これも気にしないようにしましょう。フィリピンは子供を非常に大切にする国です。黙って元気だねーって見守れるくらいの度量が必要です。

現に今カフェでこの記事を書いていますが、隣の子供がかなりやんちゃしています汗。。

お年寄りには敬意を払おう

子供と同様に、フィリピンでは年配の方のことも非常に大切にそして尊敬します。公共交通機関では日本のように優先席が無いにも関わらず、現地の人は積極的に席を譲りますし、荷物を代わりに持ってあげることも日常茶飯事です。

他に例を挙げるとマクドナルドのレジでも長い時間待たなくていいように、お年寄り専用のレーンがあるくらいです。

お年寄りの方に対する失礼な態度や、言動には気をつけましょう。

相手が100%悪くても警察沙汰は避けるべし

最後に一番シリアスだが重要なタブーです。

そもそもこういう事態に遭遇しないことが理想なのですが、もしものトラブルの際も警察沙汰は絶対避けましょう。
例え向こうが100%悪い場合であってもフィリピンの警察は基本的にフィリピン人の味方をしますし、言語的に不利な状況です。相手が悪くて警察を呼んだ場合でも、何故か最終的に此方が悪いことになって罰金を払うなんて有り得ない話もあるくらいです。

そういったトラブルにもし遭遇した際は、早くその場から去るようにしましょう。自分に非がある場合もポケットマネーでも渡してすぐ去った方が無難です。

まとめ

以上、基本的なところだけの紹介となりましたが最低限これらを頭に入れておけばトラブルに合う確率も減って、フィリピン人の生態も少し理解できたと思うのでより良い旅が出来るでしょう。

 

当たり前ですが、文化とかルールとかそういうものって日本を出た瞬間に今まで知っていたものが全て通用しなくなります。

その国にはその国の文化がありますので私たちはお金を払っている旅行者ではありますが、現地の文化や人たちを尊重して、お邪魔させてもらっているという精神を持つことも少しは必要なんじゃないかなと思います。