TOEICの単語勉強法を目標点ごとにまとめてみました!

「TOEIC単語の自分にあった勉強法を知りたい」
「オススメの単語帳を知りたい」
この記事ではこんな疑問にお答えします。

この記事では、TOEIC各レベルに合わせた単語の勉強法とオススメの単語帳を解説していきます!

TOEICは英検と違って初級者から上級者まで同じ試験を受けることになり、スコアレンジも0〜990点ととにかく広いです。

ですので、同じTOEICといってもレベルにより対策方法は大きく異なってきますので、単語に限らず自分のレベルに対して適切な方法で勉強することが大切だと思います。

ちなみにこの記事を書いている僕はTOEIC945点を取得しており、英語学習サイトも運営しております。

まずTOEICに必要な単語とは

TOEICの一回のテストで出てくる単語数は約3800語ほどと言われています。

もちろん毎回この同じ3800語が出てくるわけではありませんので、毎回安定して8割以上のスコアを出すとなると6000語ほどが必要と言われています。

6000語と言われてもあまりピンと来ない方が多いと思います。

おおよその目安ですが、
中学英語で必要な単語数は1000-1500語
高校英語では3000語、よって卒業までには通常1500+3000で約4500語を身につけることになります。

日本の英語教育はリーディング面ではけっこうちゃんとしていると思っていまして、高校までで習う単語は将来的な英語学習を見込んでも、確実に必要な単語たちです。是非マスターしておきましょう。

ここでTOEICの6000語を分解すると高校までの単語(4500)とTOEIC単語(1500)と分けることが出来ます。

もうおわかりかと思いますが、高校までの英単語をしっかりやってきた人達はこの時点で超有利です!(ちなみに僕はやってこなかった人間で苦労しました・・・)

逆にやってこなかった人は例えTOEICのスコアが必要!ということでも中学または高校レベルに戻って学習する必要が出てきます。もちろんいきなりTOEIC重視でスタートすることも出来ますが、必ずどこかでこの中高基礎の部分が出来ていない故に伸び悩む可能性が高いです。

特に、将来的な海外留学や移住、就職など長期的な英語学習を検討しているならば、必ず基礎からやりましょう!

レベル別の勉強法とオススメ単語帳

TOEIC -400点まで

このレベルの人は中学英語も怪しいレベルかと思います。
昔使っていた単語帳を探し出してまたやってみるのも良いでしょう。

後々詳しく書きますが、模試から単語を覚える学習はこの時点では効率が悪いです。
その理由としてはおそらくほとんどがわからない単語で構成されているからです。

わからない単語が多すぎると精神的にもきついですし、勉強効率的にも良くありません。

まずはこの段階を抜ける訓練として単語帳を利用して集中的に単語を頭に入れる作業をオススメします。なんとなくわかる文章が出てきたりするとモチベーションも出ますよね。

 

中学英語の単語帳でもう一度やりたい方にはターゲットがおすすめ。

この時点で時間をかけても仕方ないので、例文とかは本当に最低限で単語だけを機械的に覚えられるようなものがいいですね。
手っ取り早く終わらせましょう。

 

序盤の段階から”’とにかくTOEIC以外のことはやりたくない!”’ という人は初心者から上級者までレベル分けされているキクタンのTOEICシリーズをおすすめします。

他の単語帳を使用していると単語が重複したり、組み合わせるのが難しくなりますが、最初から同じシリーズを使っていればそうした心配はありません。

またキクタンは聞きながら学習できたり英語学習を始めたばかりの人には続けやすくて優しい設計になっていると思います。

キクタンは全体的に取っつきやすいので特に初心者の人におすすめしたい単語帳です。

TOEIC -700点まで

700点と書きましたが600点後半代くらいだと思ってください。
前回が中学英単語レベルでしたので、ここからは高校レベルになります。

一般的に大学受験まで英語をしっかりと勉強した人は特に勉強しなくてもTOEIC600-700程度取れると言われています。

なのでここまでたどり着くのが1つの大きな目標と言えるでしょう。ここの後からは本格的なTOEIC対策となります。

高校基礎レベルをサクッと終わらせたい方にはやはりターゲットがおすすめ。

単語数はそこまで多くないので漏れは出てきますが、TOEIC単語帳や模試からの単語で補完することが出来るでしょう。

英会話やTOEIC高得点、またはIELTSなどのさらなる難易度の試験まで検討している人は少し難しくて量も多いですが、Duo3.0までやっておくと後々かなり役立つでしょう。

僕の知り合いはDuo3.0までの単語だけでTOEIC850点とっていました。”だけ”といってもDuoにはとんでもない量の関連語が解説されていますので、全てしっかりやれば相当な力になります。

IELTSやTOEFL等の高難易度試験に臨む予定がある人はここまでやっておきたいところです。

-400点から続いて、キクタンを使用する場合はこのレベルになります。

TOEIC -850点まで

さあ、ここまでたどり着いた皆さんは既に中〜上級者レベルです。
ここまで中高英語単語を地道に積み重ねてきた場合は、ここでついにTOEICに特化した英単語を学びます

でもTOEIC特化英単語ってそんなに多くないです。せいぜい1000-1500単語くらいです。高校までの約4000語をしっかりやってきた方には+1000語あればTOEIC850点取る十分な力が出来上がると言えます。

TOEIC特化型単語の王道と言えば、おなじみの金フレです!

TOEIC関連の本でもっとも売れているのではないでしょうか?この単語帳はちょうど1000語なので最後の仕上げに最適なのです。出てくるフレーズもTOEICに出てきやすいものを使用していて、文句無し最強の1冊です!

この単語帳の大きな注意点としては、英語学習を最初から始めた場合、この1冊だけでは圧倒的に単語数不足!ということです。

最初にTOEICに必要な単語数は5000-6000程度と書きましたが、この本は1000語のみ。
0からスタートしたらまったく足りませんよね。

この本はあくまで”高校までの単語が完成している人向け”であることを忘れないようにしましょう。
本当に0からTOEICに特化して対策する人には上述の通りキクタンで中学レベルの単語から補完しつつ進むべきです。

キクタンの場合はついに800点向けの物を使用することになります。

同じ単語帳を使っていくデメリットは新鮮味が無くなるので、モチベーションの維持が難しそうですね。
生活リズムの中で習慣化してしまうと良いかと思います。

TOEIC -990点まで

僕自身、公式の最高点が945点なので満点のアドバイスとかは出来ないのですが、800後半取れる人くらいからは、TOEICにわからない単語なんてほぼ無い状態だと思います。

950レベルまで行くと単語がわからなくて問題が解けないなんてことはほとんど起こりません。どれだけケアレスミスを減らすかという話に変わってきます。

僕もキクタンの990点のものを購入してみました。
もちろんやった方がベターと言えますが、ハッキリ言ってこれをやったからといって満点取るのは難しいでしょう。

このレベルの人は、TOEICよりも難易度の高い試験(IELTSやTOEFL)に移行して、TOEICが小学校のテキストか!ってくらい簡単に思えるような単語力を付けるのが良いかと思いますし、僕もそうしています。

TOEIC満点取るには1200点を目指せって言われていますが、TOEICレベルをはるかに超越できるくらいの英語力が必要ということです。



単語帳以外の単語学習法

上記は単語帳とリンクさせて紹介してきましたが、単語帳を使わない単語学習も必要不可欠であると考えています。

その代表的な方法を紹介していきます。

模試からわからない単語を拾っていく

TOEICの学習の中で模試は必ず使うことになると思います。

そして解いていくと必ずわからない単語と沢山出会うでしょう。これを全てピックアップして覚えること!これめちゃくちゃ大事です。特に模試で出会ったものは必ず覚えるようにしてください。

あまり早い段階でこれを初めてしまうとわからなものが多すぎて手のつけようが無い状態になってしまいますので、ある程度単語帳で自分の中に単語数が増えてきてからがオススメです。
レベルとしては600点くらいからでしょうか。もう少し遅くても早くてもいいと思います。

単語帳と合わせて模試も沢山世の中に出ていますが、やっぱりおすすめは公式です。

全て単語を覚えるのはかなりの時間を要しますので、本当に信用できる模試で行うべきです。

またより新しいものの方が最新の単語出題傾向に則している可能性が高いので、新しいものから2〜3冊ほど使ってみてください。

現時点(2018年12月)で一番新しいのは「公式TOEIC Listening&Reading4」です。

公式以外でオススメの模試

公式の良いところはもちろん公式なところです!これ以上の信憑性は無いですよね。

ただデメリットは公式の強気からか、解説や補助的な情報が豊富では無い点です。

模試はどう使うかが最も大事ですからね。
そうした点がきになる方は公式以外の問題集を1冊やってみることをおすすめします。

圧倒的にオススメなのは「至高の模試600問」です!これを説明通りにやるとどうやって模試を使えば良いかがよくわかり、今後の学習にもかなり活きてくるでしょう。

まとめ

基本的にどのレベルであろうと単語学習は、

①単語帳を使った学習
②出会った知らない単語を拾っていく

の2通りであると思います。

テスト勉強の場合は、学習序盤でわからないものが多い時はまず単語帳で、その後は模試からという流れがベストだと思います。

単語学習は地道で面白くないので、けっこう辛いと思いますが避けては通れない道ですし、ある時急に文章が読めたりして報われたりもします。是非継続して頑張ってください!!

 

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