セブ島にある日系の英語学校でマネージャーをしていた経験がありまして、現地には約3年ほど滞在していました。留学のことは知りつくしています!
でもそもそも1週間で効果なんてあるんですか?
もし効果があるのなら、具体的にどう過ごせばいいのかとかコツを知りたいです。
この記事ではこのような疑問にお答えします。
これを見ているあなたは留学や英語に興味があるのだと思いますが、なかなか長期間の留学ができないという状況の人も多いでしょう。
社会人で長期留学となると退職するしかないですからね。
でも今の留学は最短で2泊3日あれば出来るところもあるくらい身近なものになりました。
そこでこの記事では「1週間留学」というトピックにフォーカスして、
・1週間留学ってそもそも意味あるの?
・1週間留学で得られるものは?
・1週間留学で確実に英語力を上げる方法は?
これらのことを中心に解説していきたいと思います。
結論から言うと、少しでも留学や英語に興味があるならとりあえず1週間留学しましょうってことです。
僕が考える1週間の留学でも得られるもの
まず0と1の大きな違いを認識するべき
仮に留学に3ヶ月とか半年間行けるならそれに越したことはありません。
長ければ長いだけ良いに決まっています。(ダラダラずっといるのも良くはありませんが)
ただ予算の問題や、正社員として働きながら休暇を利用して学ぶのであれば当然期間は限られてきます。
仮に1週間しか選択肢がないのであれば、諦めるのではなくてその1週間で最大限に効果が出せるように努力をしましょう。
この記事を最後まで読めばその方法がわかります。
また頑張っても1週間しか確保できないから行かないという選択肢をとってしまうのは、もったいないと思います。
前述の通り工夫次第では1週間でも得るものは多いからです。
何事も1から100よりも、0から1が一番大きな差ですからね。
「英語ができるようになりたい」「留学にいきたい」という気持ちが少しでもあるのであれば、最初は1週間でも構わないのでまずは0から1になりましょう。
1週間の留学でも得られるものとは
この辺は人によって意見が別れるところですが、僕はたとえ1週間の留学でも得られるものは多々あるんじゃないかと考えています。
細かく話すと多くなってしまいますが、大きなものは以下3です。
①英語への苦手意識の克服
②英語学習へのモチベーション
③英語のアウトプット力(主にスピーキング)
英語への苦手意識の克服
まず国内の英会話教室や、日本の義務教育でしか英語を勉強したことがないという人は、苦手意識を取り除ける面で大きな効果が期待できます。
国内や日本人同士で英語を話すのってなんか気恥ずかしさとかがありますよね。わかります。
しかし外国へ語学留学すれば、当然現地の人には日本語は通じませんし、色んな国の留学生とも交流することになります。
こうした経験がマインド面での1つのブレイクスルーになるでしょう。
あとは英語が母語ではない国でも日常会話レベルはできて当たり前になってきていますので、英語の必要性を体感できるかと思います。
僕は大学生時代に東南アジアを旅していた時にこの必要性を痛感して英語学習をスタートさせました。
英語はこれからの時代は間違いなく、できた方が人生が良いものとなると思います。
こんにちは、マーティンです。 僕は新卒でフィリピンに海外就職をしました。 今は日本でサラリーマンをしているので、海外で働くことと国内で働くことどちらも経験しています。 突然ですが、皆さんは楽で幸[…]
英語学習へのモチベーション
上項でお話しした「英語の必要性」に通ずる部分ではありますが、日本から出たことがないと英語を学ぶ必要性がわからないと思います。
僕もそうでした。もともと大の苦手だったこともあり「英語なんて必要ない。一生使わずに生きていく」と当時は本気で思っていました。今は考えが180度変わってしまったのですが汗。
必要性を感じれば当然学習へのモチベーションもついてきます。
また例え1週間という期間であっても留学は留学であり、一定期間海外に滞在して時間を過ごすわけです。
もっと上達すれば海外で仕事したり暮らしたり、現地の人たちと仲良くなったり・・・というイメージが湧いてきます。
未来の楽しいイメージというのはモチベーションに直結します。
「1週間で帰ってきちゃうなんて飛行機代とかももったいない」と思うかもしれませんが、モチベーションが留学後に持続したり、帰国後のメリットもあるので気になっているのであればとりあえず1週間でも行っちゃいましょう。
英語のアウトプット力(主にスピーキング)
他の多くの記事では「1週間の留学では英語力自体は上がらない」と書かれています。
しかし僕はそうは思いません。何故なら1週間でも成果を出して帰る人を見てきたからです。
1週間の留学であっても英語のアウトプット力、特にスピーキング力は充分に上げることが可能だと思います。
しかしそれには条件があり、それにはただ受動的に留学するだけではダメで、事前準備や留学中も意識しないといけないことがあります。
詳しくは事項にて説明します。
逆に得られないものは?
では1週間では得られないものとはなんでしょうか。
それは程度の問題になってくるかと思います。前述した通り、1週間でも英語力が上がりますが、1ヶ月いればもっと上げられるのは言うまでもありません。
あと強いていうなら1週間だと友達は出来づらいかも。
対策としては、短期留学や社会人留学生が多い学校を狙うといいでしょう。
↓こちらの記事で解説しています。
1週間留学ではどう過ごすべきか?
短期ではフィリピン留学がおすすめ
まずどこへ留学するべきか・・・ということですが、
目的が「英語力を上げたい」ということを前提とするならば、結論としてフィリピン留学をおすすめします。
その理由は、
①日本から片道4時間程度で移動時間が短い
②朝から晩まで授業をフルに詰め込める
③授業は全てマンツーマンクラスである
の3つです。それぞれを深堀りしていきましょう。
日本から片道4時間程度で移動時間が短い
日本から近いのは大きなメリットです。
例えばヨーロッパとかに留学に行くなら飛行機片道12時間以上かかります。
往復だけで2日は丸々潰れてしまいますし、時差も大きいので帰国後がけっこう辛いです。
フィリピンの場合は成田ーセブ間で片道4時間半程度で、時差も1時間なので体の負担が圧倒的に少ないです。
このように短期留学の場合はなるべく近くて時差の少ないところをおすすめします。
常連の超短期留学者には到着日の午後から授業を受けるなんていう猛者もいますよ。
朝から晩まで授業をフルに詰め込める
フィリピン留学では基本的に1日6−8時間の授業を受けることになります。さらにその全てorほとんどがマンツーマン授業。
学校によっては放課後に追加のオプションクラスをとって1日10~12時間授業が受けれるなんて方法もあります。僕が働いていた学校ではこういうサービスをしていました。
このように短期間であっても密度の濃い授業を大量に詰め込むことができるというメリットがあります。
例えば1日8時間で5日間授業を受けるとすると、8×5=40時間となります。
これは週1回1時間の英会話スクールの10ヶ月分にもなります。
10時間コースとかにすれば、1週間の留学で英会話スクール1年分に相当する授業が受けられるのです。しかも、ちょっとずつやるよりも短期的にガッツリやった方が成果も出やすいと思います。
別の例として、この前僕が行ってきたオーストラリアの留学では基本コースは全てグループクラスで1日4時間です。ぶっちゃけこの密度では不十分だと感じました。
長期やワーホリ組にはいいかもですが、短期間でガチで英語力を上げたいのであれば確実にフィリピン留学です。
授業は全てマンツーマンクラスである
上で紹介したようにフィリピン留学は全てorほとんどの授業がマンツーマンクラスです。グループもありますが、ほとんどの学校でマンツーマンだけのコースも選べるはずです。
ちなみに1週間留学の場合は全てマンツーマンとすることを推奨します。
マンツーマン授業を良しとする理由は、自分が話す時間を最大限に多く確保できるからです。
英語のスピーキングは話した分だけ上達します。
グループには他の生徒の英語を聞いたり、ディスカッションしたりというメリットもありますが、最短で英語力を上げるということを考えるならば、間違いなくマンツーマン授業を取るべきです。
1週間の留学でも英語力を上げる絶対条件
それでは具体的に1週間の留学を最大限に活かすにはどう過ごすべきなのか、そのコツ等をお話ししていきます。
短期では受け身的に留学していても成果を出しずらいです。
(ただ、1度目の留学はお試し感覚で気軽に試してみるのはアリです)
というわけで、1週間の留学でも英語力を上げる絶対条件は以下の2つだけです。
①インプット学習を日本にいる時に行う
②留学中はアウトプットのみにフォーカスする
はい、この2つだけを守ってもらえれば成果が出ると約束しましょう。
まずインプット学習は日本で済ませましょう。
インプット学習とは具体的に、単語を覚えたり文法を学んだりする、1人で机に向かって行う英語学習です。
これらの作業は英語を上達させるプロセスとしては、必須です。しかし1人で出来ますのでわざわざ短期滞在者が留学中にやるべきことではありません。
そしてそのインプットしたものを、留学中にアウトプットする練習をひたすら行います。
この場合アウトプットとは具体的にスピーキングを指します。(ライティングもアウトプット)
国内でインプット→留学でアウトプット→国内でインプット・・・・・・・
このサイクルを回していけば、国内で働きながら1週間の短期留学を使って英会話力を上げることが可能になります。
やるべきことは非常にシンプルなのです。
超優秀ビジネスマンの1週間留学の使い方
最後に1週間留学の模範例を紹介しましょう。
僕がフィリピンの英語学校で働いていた時に、夏休みや年末などの休みを使って毎回1週間だけ留学するビジネスマン(サラリーマン)の生徒さんがいました。
その人は日本では上場企業でマネージャーという忙しい立場にありながら、寝る間を惜しんで英語学習を行ったそうです。
そして夏休みや年末には1週間の留学にきて、1日8時間のマンツーマンコースで徹底的にアウトプットを行う。
まさに先ほどの理想的なサイクルを回している模範例です。
もともと英語力はかなり高かったのですが、追加の努力も有り、最終的には会社の派遣としてアメリカのハーバード大学でMBAコースに通うことになったそう・・・。
例としては極端で日本のサラリーマンの頂点みたいな人ですが、やってることはあくまでも国内でのインプット+短期留学の繰り返しです。
睡眠時間を削るのは万人にオススメできる方法ではありませんが、参考になる部分は多いはずです。
シンプルな作業をいかに継続して行うかの重要性を再確認しました。
まとめ
以上、この記事では1週間の留学というものにフォーカスをしました。
料金的にも期間的にも留学は非常に身近なものとなりました。
なので英語とか留学とかが気になっているのであれば、とりあえず1回行ってみればいいと思います。
初留学なのであれば、多分人生かわるでしょう。
⬇️社会人におすすめの英語学校はこちらの記事で解説しました。