セブ島の大学院入試問題を解説【サンカルロス大学】

※本記事は2016年3月に某無料ブログにて書いたものを加筆修正したものです。

フィリピンのセブ島に位置する名門校サンカルロス大学大学院で入試を受けてきましたので、出来る限り詳しく解説したいと思います。

まず僕が受けたのは人類学部のマスター(修士)コースです。バチェラーの場合は内容が大きく違う可能性もありますが、外国人で大学院を受ける人はだいたい同じ内容になるのではないかと思われますので是非参考にしてください。

入試を受けるまで

まず出願に必要な書類を全て揃えないとテストを受験することが出来ません。サンカルロス大学の場合は
・大学の卒業証明書
・大学の成績証明書
・戸籍謄本
・無犯罪証明書
が必要書類にあたります。

これらを揃えて、アドミッションオフィスに行くと生徒ナンバーが発行され、テストを受けるプロセスに進むことが出来ます。

・テストの費用

2 sets of tests P300 / 3 sets of tests P350 / 4 sets of tests P400

となっており、僕の場合はP300(750円くらい)でした。コロンにあるメインキャンパスのキャッシャーで費用を支払って、テスティングセンターへ行き受験日程を決めます。(自分の好きな日にちに設定することが可能です)

外国人生徒の場合は自分の好きな日にちに受けることが出来ます。テストは午前、午後と1日に2回実施(土曜日は午前のみ)。午後の場合は13:30スタートでした。テストは事前に予約が必要です。

テスト内容

僕は受けたテストは3種類でした。
1、IQテスト 40分 5択マークシート
2、英語テスト 40分 5択マークシート
3、エッセイ 60分 200語以上(終わり次第提出して退出)

参考までに受験時の著者の英語力
・セブ島生活約1年。
・平日午後に授業、平日の自習3〜4時間、休日の自習5〜6時間
・フィリピンで生活、仕事をする面ではまったく問題無し
・TOEIC 895

1、IQテスト

40分 全70問

これは全問解けないだろうという設定で時間が組まれていますので、解ける場所まで解けば大丈夫です。
内容はクイズのようなものです。

1、4、9、16、□ 次にくる数字はなんでしょうか?

2乗なので次は25ですね。ここまで簡単ではないですが、これの応用版みたいな感じです。あとは図形が4つ並んで、次にくる図形はどれでしょう?みたいなものもありました。

また、英単語が並んでいてこの中で仲間はずれの単語は?ブランクを埋めて文を完成させてください。みたいな単語力を問う問題もあります。

僕的には数学が一番の得意科目でしたし、IQぽい問題は小さい頃から好きで解いていたので、図形・数字系の問題はかなり楽勝でした。逆に、英単語系はかなり単語のレベルが高くさっぱりな問題が多かったです。

思考力と問う問題も出ます。(これは実際の問題と同じ)

例題:AはBと同じです。BとCはDより小さいです。

ではどういったことが言えますか?
1、AはCより小さい
2、AはCより大きい
3、CはBより大きい
4、CはBより小さい
5、AはDより小さい

この場合の答えは5です。
問題を整理するとこうなります。

大    D
↑     (C)
A  B
↓     (C)

この情報だけではCの位置だけ確定しないのです。なので、1、2、3、4はその可能性はあるけど確実には言えないということになり、正解は5です。

日本語で考えると非常に簡単ですが、これが英語だと話が違います。慣れない言語で頭の中だけで整理するとパンクするので、僕は図に書いて整理しながら解きました。そうすると以外と簡単です。

こういった問題もけっこう出ました。ただでさえ時間が無いのに何度も読むとかなりのロスなので、図に書きながら一度で確実に解きましょう。

僕の中では、一番スコアが取れたのがこのIQテストでした。

これは数学的思考や論理的思考が物を言う内容なので対策は難しいですが、ネットで、IQ testと検索すると例題がいくつか出てくるので事前に問題に慣れることで対策は可能です。また、40分で70問というと一問にかけられる時間は30秒強です。普通に進めて最後までたどり着くのはかなり難しいので、わからない問題はどんどん飛ばした方がいいと思います。

2、英語テスト 40分 5択マークシート 全90問

こちらも90問あるのに対して時間は40分のみ。単純計算だと1分で2問強解く必要があり、全て終わる時間設定ではないですね。テストは3種類の問題で構成されていました。

・Part1 60問
いくつかの長文があります。内容はどれもかなりアカデミックな内容で、単語レベルもかなり高い。ある一文に下線が引いてあって、その文章が英文として正解か不正解かを問う問題です。不正解の場合は理由を選ばなくてはなりません。「文法ミス」「スペルミス」等です。単語レベルもかなり高いため、そもそも知らない単語が多い=何が間違っているかわからない。。

・Part2 10問
英文が4つあります。言っていることは全て同じことなのですが、接続詞の使い方や、並び順が各文微妙に違っています。さて、どれが英文として一番美しいですか?という問題です。part1もチンプンカンプンでしたが、これが最大難易度。レベルが高すぎます。日本で英語教育を受けて数ヶ月留学しただけでは、到底解けるレベルの問題ではないですね。数年間、英語教育環境に身を置いて初めて向き合える問題でしょう・・。

・Part3 20問
文が5つあります。これを読んで、ストーリー順に並びかえてください、という問題です。文・単語レベルが高いのは言うまでもありませんが、3つの中ではこれが一番理解しながら解くことが出来たと思います。

僕はこの英語テストの結果が一番低かったです。はっきりいってTOEIC900とっても、到底解けるレベルの問題ではありません。非常にハイレベルな英語力が問われています。ネイティブではないにしろ英語圏の高校や大学を卒業した人だとか、そういうレベルの人たちが解く問題だと思います。

こちらは、単語力・読解力等が総合的に問われるので、対策のしようがありません。地道に英語力を上げていくしかないですね。

3、エッセイ 200語以上 60分

最後はエッセイです。僕のテーマは、「人類学の分野でどういった事に関心があるか」「人類学はフィリピンや世界にどのように役立つか」という内容でした。文章力はともかく200語以上書くにはかなり簡単です。何語書いたかは数えていませんが、A42枚にぎっしり書いたので、スコアは悪くないでしょう。

これはその分野に日頃から関心があり、自分の意見を持っていて、どういった研究をしたいかを考えている人なら何も難しいことはないです。あとは本当に英語の文章力ですね。

まとめ

英語のテストは予想を遥かに越える難易度でした。しかし、これから文献を読んだりレポート書いたりすることを考えると、大学での必要な英語力だと感じます。

大学で求められる英語力は、今までESLスクールやTOEICの勉強等でやってきたものとはまったく別物のレベルだということを痛感しました。

6月までの間に可能な限り、英語力を付けていきたいと思います。

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