この記事ではこのような疑問にお答えします。
今日の記事では国内の温泉に関する資格試験をざっとまとめてみようかと思います。
ちなみにこの中で僕が持っているのは温泉ソムリエです。
1日の講習会参加だけで取れるものから、数日間の講習後の試験で取れるものなど様々です。
趣味としてとりあえず温泉に関する資格を何か取りたいという人は気軽に取れるものからはじめてみるといいでしょう。
ただ ”温泉好き” というだけよりも、何か肩書きがあるとちょっと自慢できたり便利だったりしますのでオススメです!
温泉に関する資格試験をまとめてみた
この記事で紹介する資格を最初にまとめておくと以下の6つです。
・温泉ソムリエ
・スパリエ
・温泉保養士
・温泉入浴指導員
・温泉観光士
・銭湯検定(番外編)
それでは各資格を詳しく解説していきます。
温泉ソムリエ
温泉ソムリエ協会が運営している民間資格の温泉ソムリエは初心者の方にオススメです。
ネーミングの響きの良さと芸能人で取っている人も多いことから、温泉系の資格としてはおそらく一番の知名度があるのではないでしょうか。
ちなみに僕も持っています。
↓詳しくはこちらの記事で書きましたので興味があればご覧ください。
この記事を読んだらわかること ・温泉ソムリエになる方法がわかる ・認定セミナーの流れと様子がわかる こんにちは、温泉ソムリエのマーティンです。 この資格はもともとずっと取りたいと思っていたのですが、海外に住んでいたこともありなか[…]
取得方法
月数回程度開催されている認定セミナーに参加することで取得可能です(セミナー受講料は約25,000円)。
温泉ソムリエにはいくつかランクがあるのですが、一番下のものは試験もなくセミナーに参加するだけで温泉ソムリエを名乗れるようになります。
公式ページ:http://onsen-s.com/
スパリエ
日本スパリエ協会が運営しているのがこちらで、スパ+ソムリエが合わさってスパリエです。
スパリエのランクには、
・スパリエ
・スパリエマスター
・スパリエインストラクター
の3種類があります。
一番下のスパリエは旅館宿泊で取れますので、特に講習会で勉強することはありません。
その上からは講習会参加が義務つけられているようです。
取得方法
日本スパリエ協会に加盟している温泉旅館に一定数泊まるか入浴することで取得することが可能です。
赤倉温泉・肘折温泉が加盟しておりどちらも非常に有名な温泉地ですね。
ただ新潟県と山形県なので、僕のような都内在住だとちょっと取るのが大変そうです。
公式ページ:http://www.hijiorionsen.jp/
温泉保養士
日本温泉保養士協会が運営している温泉資格。
今回紹介している中では一番キッチリしている感じの資格で、しっかりした知識が求められます。
取得方法
3日間の講習会後に認定試験を受けて、試験をパスすれば取得可能です。5年間の有効期間があり、更新講習会を受ける必要があります。
温泉ソムリエとかと比べるとかなりハードルが高いですが、仕事でガッツリ使うような人が取るイメージですね。まあ健康や体に関することになるのでそれなりに責任感も大きいのでしょう。
公式ページ:http://www.onsen-hoyoushi.com/index.html
温泉入浴指導員
日本健康開発財団が主催する温泉資格がこちらの温泉入浴指導員。
毎日温泉に入る人は温泉地に住んでる人くらいかとおもいますが、普通の入浴であれば日本では毎日しているって方が多いんじゃないでしょうか。
食事や睡眠と同様に毎日するからこそ正しい知識を身につければ自分自身の健康のためにも大いに役立ちそうです。
取得方法
2日間の講習会参加で取得できます。上位資格の温泉利用指導員取得には8日間の講習参加が必要です。
会場は東京がメインで参加費用35,000円。2日間ガッツリ講習をやると考えるとそこまで高い設定ではないかなと思います。都内の講習会だけで取れるやつは僕もなるべく取りたいと考えております。
公式ページ:http://www.jph-ri.or.jp/guide/
温泉観光士
温泉観光士は、日本温泉地域学会が主催しており群馬県の草津温泉が後援しています。
講座の内容としては個人的に一番関心が高い分野です。
こちらが平成28年の講習内容。大学教授とかの講義もあり非常に興味深い。
開講に際して:草津町長・黒岩信忠
講義内容について:日本温泉地域学会会長・石川理夫
1 温泉地学(温泉とは・湧出機構・保護と利用): 京都大学名誉教授・由佐悠紀
2 温泉化学(温泉成分・温泉分析・温泉管理):中央温泉研究所専務理事・甘露寺泰雄
3 温泉生物学(温泉微生物・レジオネラ属菌):東京理科大学名誉教授・長島秀行
4 温泉工学(温泉掘削・集中管理・浴槽):国際温泉研究院代表・浜田眞之
5 温泉観光学(日本温泉地の発達と活性化):千葉大学名誉教授・山村順次
【2日目】
6 世界の温泉地(各国温泉地の発達と現状):千葉大学名誉教授・山村順次
7 温泉医学(温泉療養・入浴法・温泉と健康):国際医療福祉大学院教授・前田眞治
8 温泉文化論(温泉文化史・温泉地域資産):温泉評論家・石川理夫
9 温泉法学(温泉法・温泉行政・温泉権):流通経済大学講師・布山裕一
10 試験
【3日目】
11 温泉野外実習と修了式:石川理夫・山村順次・長島秀行・浜田眞之
ただネックなのが講習会が草津温泉で行われていること。
今の仕事してたらなかなか厳しそうなので、退職してフリーランスになったら取ろうかなーって感じの資格です。
取得方法
草津で行われる3日間の講習会に参加後試験をパスすれば取得することができます。開催頻度は年1回のようです。
3日間で料金が10,000円なのはかなりコスパ良いですね。もちろん滞在費は別ですが、草津で3日間ゆっくりするのも悪くなさそうです。
公式ページ:http://onsenchiiki.web.fc2.com/
(番外編)銭湯検定
厳密に言うと温泉資格ではなくて銭湯資格なのですが、番外編として最後に紹介しておきたいと思います。
社団法人日本銭湯文化協会が運営実施をしています。試験型の資格で、オンラインでも受けることができるので住む場所に関わらず取りやすいです。
銭湯検定1級ってなんかかっこいいですね。欲しくなってきました笑。
勉強には専用の公式テキストがあり、それを独学で覚えて試験を受けるような流れになります。
ちなみにテキストはAmazonでも売ってます。
公式ページ:http://sento.or.jp/
まとめ
以上、温泉に関する資格試験を合計6つ紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
もちろん国家資格とかではないのですが、探してみると色々あるもんだなーという感じです。
まず趣味の延長としてオススメなのは、取りやすさと知名度から「温泉ソムリエ」です。
あとは割と専門的な要素が強く、現場仕事に活かすようなイメージです。
これらを取ったからどうなるというわけではないのですが、芸能人で仕事に活きている例もありますし、使い方は自分次第でしょう。冒頭でも書いた通り、温泉好き+名乗れる肩書きがあると割とウケはいいですね、今のところ。
これからは組織よりも個人の時代になるので、僕は関心のあるものは積極的に取ろうというスタンスでいきたいと思います。