世界遺産のバナウェの記事をいくか書きましたが、マニラへ帰る時に山岳地の中心地であるバギオ経由で1泊しましたので、町の様子を紹介しておきます。
昔は空港があったそうですが、気流が悪く閉鎖。今はマニラからバスで6-8時間かけて行くしか方法がありません。
山岳都市
バギオは標高1500mの高さにあり、平均気温は19度。寒い時は10度まで下がります。
常夏のイメージが強いフィリピンでもバギオをはじめとする山岳地は特別です。エアコンが無い時代は、夏(3−5月)に政治家がここに移動して仕事をしていたそうです。ずっとマニラにいても仕事が遅いのにオフィス移動なんてしたら本当に思いやられますね・・・。ろくに機能するとは到底思えません。
また都市計画も当時占領していたアメリカ人がしたそうで、フィリピン人が行う適当な街づくりとは一線をかします。町の中心地に大きな公園があり人々の憩いの場となっています。いかにも西洋人が好きそうな感じですね。
普通の道も実際に歩いてみると、その他のフィリピンの都市よりも歩きやすく歩行者に優しい街づくりになっていると感じることができます。やっぱり都市計画って大事ですね・・・。地元の上野公園みたいな雰囲気があってどこか懐かしく感じます。街づくりとしてはマニラとかセブとかよりも日本人は好きだと思います。
ただ車は古い型のものが多く、交通量が多いところでは排気ガスで以外と空気が悪いです。
結局空気の良さって車で決まってくるようなところがありますよね・・・。これは排気ガス規制とか、車が新しくなっていくことで時期に改善されるでしょう。ジプニーが全部プリウス化すればフィリピンの大気汚染はかなり改善されると思います。
一番盛り上がっている場所が上記のセッションロードです。店が沢山並んで、歩道もしっかりしているので日本のどこかで見たことあるような景色でした。SMモールもあり立地がとにかく便利なのでホテルはこの道沿いでとりました。
セッション通りから少し入ったところにあるバギオ最大の教会。もろコンクリートで最近作りましたって感じで、あまり魅力的ではありませんでした。フィリピンの教会で見所あるのはやはり世界遺産に登録されている3ヶ所ですね。
バギオ市内には大学が9つあり、韓国資本の語学学校も多いことから学園都市と言われていて、若い人がとにかく多い。周辺の山岳地には高校までしかない所がほとんどでルソン島北部の若者はこのバギオに集まります。
僕がバナウェで泊まった家族の家の子供たちもみんなこのバギオにある大学で勉強しているそうです。
逆にバナウェとかの周辺地は子供は多いのですが、10代後半〜20代前半の人がとても少ないと感じました。みんな都会に出てしまうのでしょう。どこの国でも事情は同じですね。
バギオのSMモール
バギオにはSMモールが1つあります。面白かったのが、完全に外気が入る感じになっていて外と遮断されていないオープン型のモールであること。バギオは日本でいうと年中春みたいな気候ですので暖房も冷房も使う必要がないわけですね。
SMモール内に豚骨ラーメンの凪を発見!寒かったこともあり夕飯はここで即決。やはりラーメンは寒いところで食べると映えます。
スパイシーな赤を注文!
しかし、凪のラーメンは個人的にちょっと重く感じるようになりました・・・。
バギオ市内には別の場所にさらに大きなSMが建設中。
市内はほぼ全て斜面で構成されています。建物にも斜面に建てる故の工夫が多く、見ていてけっこう楽しいです。
まとめ
そんなに長い期間観光で滞在するような所ではないですが、バナウェとかのさらに北の地域への中継地としては良いと思います。フィリピン歴が長い人ほど、バギオの他の地域の比較ができて楽しいかもしれません。
韓国資本のスパルタ系で有名な語学学校も多く、バギオは娯楽が少ないと言われているセブよりもさらに少ないので、勉強に集中したい人には有りですね。
個人的には常夏で海が綺麗なフィリピンが好きなので、長期滞在は無いですね笑
以上ゆるい感じでバギオを紹介しました。