この記事を読んだらわかること
☑️英語力はどのくらい付くのか
☑️インターン先を探す方法
このブログを既に読んで頂いている方はご存知かと思いますが、僕は大学新卒でフィリピンセブ島の英語学校でインターンを始めました。
その後はその会社で正社員として就職して最終的には3年ほどセブに滞在したわけですが、インターンの期間はおよそ1年くらいだったかと思います。
就職してマネージャーになってからはインターンの面接や採用も担当していたため、フィリピン留学のインターンについてはかなり詳しい方なんじゃないかと思います。
この記事は完全保存版として、フィリピン留学のインターンについて事細かに、この記事を見れば全てわかるくらいの内容で解説していきたいと思います。
フィリピン留学インターンの全てを徹底解説
僕がインターンになった経緯と理由
冒頭で大学新卒でインターンになったとお話ししましたが、その前にも大学3年生の春休みで1ヶ月のフィリピン留学に行きました。
もちろん1ヶ月でも目に見える成果はありましたが、それでも留学期間としてはやはり短いです。帰国してからも、もう一度そして長期で英語を学びにいきたいとずっと考えていました。
しかし留学費が安いフィリピンでも半年いれば生活費合わせて100万円以上は必要になってきます。学生にそんな貯金があるわけも無かったのですが、留学した働いていたインターンの存在を思い出しました。
これならお金がかからず長期間でガッツリ勉強ができる!
そう思って、インターンを目指し始めました。
僕は法政大学というある程度は名の通った大学を出ましたが、法政を出ていきなり発展途上国でインターンというと親的にも世間的にもなかなか認められる進路ではありません。そこで形式上、法政の大学院に進学しました。今だからぶっちゃけるとまったく通うつもりはありませんでした。
インターン期間中に、仕事とかなんか面白いことを見つけて帰ってこないというのが目標でしたので。その目標は達成できたかと思います。
スタッフ募集中とかそういう記載は無かったのですが、とりあえず卒業した英語学校にメールを入れてみました。
そしたらそこの社長が面接してくれて、採用になったという感じですね。
フィリピン留学インターンの生活スタイル
僕のおおまかなインターン時代の生活スタイルはこんな感じでした。
7:00〜8:00 起床&朝食
8:00〜12:00 仕事
12:00〜13:00 昼食
13:00〜17:00 授業(マンツーマン授業2H+グループ授業2H)
17:00〜18:00 夕食
18:00〜23:00 自由時間(主に自習)週末:空港で新入生のピックアップ業務 or ビーチとかで遊ぶ
平日に関しては、半日仕事で半日授業。これがフィリピン留学インターンの基本スタイルになってくると思います。
学校によってはこれが仕事5H、授業3Hになったりするところもあります。まあ待遇が同じなら、当然授業が多い方がいいですよね。
僕の場合は大学新卒でほぼ金のない状態で行ったことと、後ほど詳しく解説しますがインターンは無給なので、インターン時代はかなり貧乏生活でした。
そのため外で遊ぶこともそんなになく、放課後も週末も寮の自習室で勉強していることが多かったです。僕の学校は寮と学校が一緒の建物にある一体型校舎で、食堂も中にあったためぶっちゃけ学校から一歩も外に出ないで1日を過ごすことも可能です。
しかし今となっては、この時の貧乏で遊べないがゆえに確保できていた勉強時間が効いてるなーと感じます。
週末の新入生ピックアップもインターンの恒例行事です。
プラカードを持って空港到着口付近でひたすら新入生の到着を待ちます。
飛行機が遅れると地獄。フィリピンの国内線は特に遅延が多いです。いやー懐かしい、めっちゃ空港で待ちましたね。
なので、夏休みとか繁忙期は1週間休み無しなんていう週も多かったです。深夜5時の飛行機でくる人がいて、3時くらいに起きて迎えに行ったこともありました。それでもあの頃はなんか楽しかったですね。全然良い思い出です。
インターンの生活は普通に留学するよりもハードになることは間違いないです。
そもそも仕事と勉強を両立すること自体簡単なことではありません。
フィリピン留学インターンの仕事内容
大きく分けると、
・週末のピックアップ
の2つになります。
平日の事務、生徒サポート業務
そもそも無給のインターンに対してそこまで高度なことは求められませんが、沢山の生徒と接するためコミュニケーション能力だけは必須かと思います。事務仕事はワード、エクセルレベルが使えれば問題ありませんし、ぶっちゃけそれも1から勉強しても充分です。
今、僕がインターン時代にしていたことを可能な限り思い出してみました。
・教科書のコピーや販売
・日本人生徒のサポート、悩み相談とか
・講師採用のデモクラスの生徒役
・SNSやブログ更新
ざっくりこんな感じですが、どこの学校でも共通して言えることはオリエンテーションとかサポートとか、生徒相手の業務がメインになってくることです。経営や運営的なところはマネージャー以上で、メインは生徒対応です。
ですので、ある程度誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力が必要で、それがあればなんとかなるような気もします。インターンのレベルであればの話です。
あとはウェブで自社でマーケティングをしている学校では、ブログやSNS更新も主にインターンの仕事です。
もしもともとブログをやっているとかインフルエンサー的な人は面接でアピールすると有利になるかと思います。
週末のピックアップ
新入生は毎週土日にやってくるため、空港まで車で迎えにいきます。運転手はフィリピン人スタッフでいて、日本人インターンは空港の到着口で学校名の入ったプラカードを持って到着を待っている感じです。
学校によっては、フィリピン人スタッフがピックアップしているところもあります。サービスの質を考えると日本人生徒のお迎えは日本人ができるのがベターではありますが。
スタッフの人数が少なくて、繁忙期とかだとかなり地獄です。
週末は1日中、学校と空港を往復しているような時期もありました。
とはいえ、普通は土曜か日曜のどちらかが完全オフになると思います。
フィリピン留学インターンの給与,待遇
まず例として、僕のインターン時代の待遇面をリスト化しました。
待遇と給与
・平日4時間と週末のピックアップ業務
・給与無し
・授業4時間+寮費(毎日3食、部屋代、洗濯掃除含む)を無料提供自分で払うもの
・ビザ代、ビザ更新費(月に10,000円みとけばオッケー)
・飛行機代
・光熱費(月 / 1,000~2,000円程度)
・その他生活費
こんな感じでしょうか。
実際にかかる費用は、「その他生活費」に大きく依存します。要はどんだけ遊んだり、外食するかということです。
寮では週末でも3食付いているため、仮に全て寮で食べれば食費は一切かかりません。
その気になればビザ代を含めて、月に2万円程度で生活することも充分可能です。
往復の飛行機を約5万円と仮定すると、
5万円+生活費2万×6ヶ月=17万円 で半年生活できる計算になります。
何か副業とかビジネスをしていない限りは、お金が入ってこないわけなのである程度の貯金は必要でしょう。
フィリピン留学インターンのメリット・デメリット
僕が考えるフィリピン留学インターンのメリットとデメリットはこんな感じです。
メリット
・超低コストで長期留学ができる
・仕事で英語を使うことで、学びになる
・海外での就業経験デメリット
・勉強と仕事の両立が難しい
・週末も仕事がある
メリットについて
やはりこれだけの低コストで毎日4時間授業とはいえ、留学ができるのは凄いことです。僕はやって良かったと思っています。
また、ただ授業を受けるだけでなく、当然周りのスタッフはフィリピン人なので仕事でも英語を多様することになります。これは普通の生徒にはないメリットでしょう。実際の仕事でアウトプットすることで定着にも繋がります。
TOEICとかはビジネス英語すなわち仕事で使う英語なので、実際のシチュエーションで英語を使うことでけっこうスコアアップにも繋がります。
デメリット
勉強と仕事の両立はけっこうしっかりした意思が無いと難しいと思います。
ハッキリ言うと仕事自体は大したことしないので、必ず特殊なスキルが身につけられるわけでもなく仕事メインになってしまうとあんまり意味の無い滞在になってしまいます。それならば普通に現地就職した方がいいです。インターンはあくまで勉強メインと考えてください。
なのでこの両立が難しいと感じる方は、働いてお金を貯めて普通に留学した方がいいかと思います。
英語力はどのくらい付くのか
結論から言うと、インターンであっても英語力を上げることは充分可能であり、あなた次第です。
ワーホリとかでも同様で、仕事しながらだから成果が出せなかったとか言い訳する人も多いですが努力次第ですね。
ひとつ言えることは、ただ生活していたり仕事をしているだけでは英語は出来るようにならないということでしょうか。英語圏にいたとしても自分で努力して勉強しないと英語はできるようになりません。
僕はインターン時代は相当勉強しました。
さっき紹介した空港ピックアップの時とかでも、プラカードの裏に苦手な単語をまとめたものを貼り付けて、見ていたりしました。
インターンの授業について
授業に関しては、時間数こそ少ないものの、普通の生徒と同様に受けることができます。
僕の場合はマンツーマンクラスが2時間とグループクラスが2時間でした。
インターンでなくても長期留学では1日4時間の授業をオススメします。
インプットする時間(自習時間)が必要になってくるからです。
なので、英語力を上げる環境としては4時間の授業でも充分と言えます。
生徒のお手本となる
これは僕がインターン時代に社長とかマネージャーからよく言われていたことなんですが、他の生徒のお手本になるのもインターンの仕事のひとつです。
インターンは生徒とスタッフという中立的な立場にあるため、インターンが仕事もしながら英語の成果も出しているとやはり生徒も焦ります。またそもそも英語学校は生徒の英語力を上げることが一番の目的であり存在意義ですので、学校全体にも良いインパクトをもたらすでしょう。
ちょっと自慢になってしまいますが、僕は倍の授業を受けていた普通の生徒よりも成果を出していました。
そういうこともあり正社員候補として目を付けてもらったんだと思います。
この記事を調べる前にいくつかフィリピン留学インターンの記事を見たのですが、よく書いてあるのが仕事への意識も大事で勉強だけのつもりで行くと痛い目に合うということでした。与えられた仕事をこなすことも大前提ですが、インターンが一番目を向けるべきはやはり勉強だと思います。
それが生徒の見本となりますし、勉強の相談とかにものれるようになったり、結果的には自分にも学校側へも良い影響を生むと思うのです。
インターン先を探す方法
最後にフィリピン留学のインターンを探す方法を紹介していきます。
卒業した学校でインターンになる
僕はこのパターンでしたが、双方(自分とインターン先)にとって一番良いのはこの方法だと思います。
そもそも外国のまったく知らない学校でいきなり長期間働くのは、環境が合うか不安ですし。そういう意味でミスマッチを防げるかなと思います。また卒業生からしか雇っていない所も多いです。
お国柄的に生活スタイルも大きく違いますし、長期でやりたいと思っていても、まずは1ヶ月くらい下見をかねて留学してみると良いでしょう。そこで働きたいなと思ったら、マネージャーに相談してみましょう。
海外では特に自分から積極的に行動できる人が好まれます。
学校ウェブサイトの求人から
学校の公式サイトの求人欄にもインターン募集が記載されています。
ここに待遇とか、募集要項とかが詳しく書いてあるのでまずは色々見てみましょう。
最初からこれを見て目星を付けておいて、実際に留学してみるのも手です。
インターン系の留学エージェント
ぶっちゃけあんまりオススメしませんがインターン系のエージェント(紹介業者)もあります。
オススメしない理由としては仲介料として無駄なお金を取られるケースが多いです。
エージェントというビジネス自体仲介料で成立しており、留学エージェントであれば留学費から利益が出る、即ち学校側が生徒の貰うお金から何割かをエージェントに収める形で、生徒からの負担は発生しません。ですので生徒側には良いサービスです。
一方でインターンは生徒-学校間でお金のやりとりが発生しないため、生徒側から無駄な仲介料を取られるケースが多いです。
ですので、自力で見つけられなかった時の最終手段くらいに考えておいた方がいいでしょう。
追加の質問も募集
以上、フィリピン留学インターンに関してかなり詳しく解説してきました。
とはいえこれでも足りていない部分もあるかと思います。追加で知りたいことがあれば是非ツイッターの方で質問して頂ければ、順次記事に情報を追加していきたいと思います。
最後に、このフィリピン留学インターンという制度は良いものであり、自分的にもやって良かったなと感じています。
金銭的な余裕は無いけど、長期間ガッツリ英語を勉強したい!留学したい!というモチベーションの高い人は是非チャレンジしてみると良いかと思います。